おてんば×プリンセス★
空気読もうよ、自身過剰バカ。


「えっと…。」


「早く言え。」


そんなに急かされても。


だんだん、怖くなっていく王子の目。


こうなったら、やけくそ!!!!


「昨日、一緒に来た2人です!!!!」


「あっそ。」


『あっそ。』?


勇気を出して言ったのに!!!???


「で?」


「で?」


ヤバイ、王子が言ったことを繰り返してしまった。


「お前は俺をバカにしてんのか?」


声がこわいですっ!!


「いえ、バカにしてません。」


「どっちがどっちだよ。」


「…。


大人っぽい方が“性格ブス子"で、


かわいい系の子が"キューちゃん"です。」


最後の方は何をいってるか分からないくらい声が小さかった。


「どうして、そうなった?」



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