再会
バチッ!


俺の目で母親の視線が止まる


「あ…先生…?」


「あ、あぁ〜えっと…」


俺はわざと忘れたフリをした


すると彼女は微笑みながら名字を言う


「桜木です。お世話になりました」


「いえ…そんな…あれからどうですか?」


「元気過ぎて困ります(笑)」


嬉しそうな笑顔


「元気が一番だよな(笑)」


俺は女の子の頭をポンポンとした


「うん!なのかげんきだよ!」


こんな偶然、もう二度とないかもしれない


神様、これは俺に告白しろということですか?


なんて柄にもなく、神様に聞く


もちろん答えが返ってくるワケもない





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