再会
祐未のココでの名前は『彩(アヤ)』


皆から彩ちゃんと呼ばれていた


昼間見る祐未とは違い、少し濃い目の化粧


胸の開いた服に短めのスカート


俺はまだ信じられなかった


祐未が俺達から離れて別の接客をしていた時、俺は正彦に聞いてみた


「なぁ、正彦〜彩ちゃんっていつから?」


「さぁ?去年はいなかったぞ?」


「じゃ、今年からか…」


俺はポツリと呟いた


「何?お前、一目惚れかぁ?(笑)」


「バカ!そんなんじゃねぇよ」


遠くでオッサンの声が聞こえた


「彩ちゃぁん!」





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