再会
俺は祐未に直接、聞きたくてドアの前で祐未が出て来るのを待った


しばらくするとドアが開き、祐未が店から出てくる


「あ…原田さん…」


祐未は店の外で俺を先生以外で呼んだのは初めてだった


「桜木さん…一緒に帰りませんか?」


俺は軽くプライベートな口調を避け、なるべく紳士的に、優しく振る舞うことにした


「でも…私…」


戸惑いながら俺の前を通ろうとする


俺は祐未の手を握った


「話がしたいんです」


知らない人から見れば、強引な酔っ払いのストーカー行為かもしれない


でも、ママから聞いた祐未の悩みを聞きたかった





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