再会
「あれから1人で行ったんだろ?ま、彩ちゃん、事情があるみたいだったから、夜の店にいたんだろうな〜圭介、別に特別な感情とかねぇよな?1年も前のことだしさ」


「別に…」


そっか…他に男が出来たのか


俺は窓から見える、青空を裂くような、ひこうき雲を見ながら、祐未を諦めることにした


連絡をしないように携帯から祐未を削除


祐未が選んだ道なら俺は何も言わないよ


若い頃に比べると、随分、大人になったな…俺


いや…誤魔化すのが上手くなっただけか…





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