妄想を愛しすぎてる
DELUSION*01.出会いとはじまり

プロローグ*愁ver





「おはよ、蘭。」


「おはよう、愁。」




僕達は毎朝一緒に学校へ向かう。

これはカップルには良くある光景。
僕は、そんな良くあるカップルで居たかった。


しかし、彼女はつい最近急激な変化を遂げ、僕との生活もガラッと変わってしまった…



かと言って、別に別れる気は無いが、なるべく避けてほしい行為だと僕は思っている。


彼女は…
妄想の資料だと割り切っているみたいだけど。



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