★甘美な、とろける夜☆―with chocolate cake
「嫌です、お母さん達、夜遅くなるって言ってたし…先輩が帰った後に一人なんて耐えられませんっ!!怖いですっ!!」
さっきまで歩幅を合わせてくれていたのに、急に早足になった先輩の腕に絡み付いて、しっかりと離さない。
「かずっ…いや、一ノ瀬、離せったらっ」
「離しませんよ?今、“かず”って言いましたよね?ちゃんと“一葉”って呼んで下さいっ!!」
「うるせぇっつーのっ!!」
あら?
あららら?
何故だか、先輩の顔が赤く見える。
駅の構内に入り、電車を待っている間だって…まだ赤いや。
まさか熱出したの?と思って、おでこと首を触ってみたものの…
熱くはない。
ねぇ、先輩?
今日は先輩の本音を聞かせてね。
駄目だったら、駄目って、ハッキリ言ってね。
―――そうじゃなきゃ、未練が残っちゃうから…。
さっきまで歩幅を合わせてくれていたのに、急に早足になった先輩の腕に絡み付いて、しっかりと離さない。
「かずっ…いや、一ノ瀬、離せったらっ」
「離しませんよ?今、“かず”って言いましたよね?ちゃんと“一葉”って呼んで下さいっ!!」
「うるせぇっつーのっ!!」
あら?
あららら?
何故だか、先輩の顔が赤く見える。
駅の構内に入り、電車を待っている間だって…まだ赤いや。
まさか熱出したの?と思って、おでこと首を触ってみたものの…
熱くはない。
ねぇ、先輩?
今日は先輩の本音を聞かせてね。
駄目だったら、駄目って、ハッキリ言ってね。
―――そうじゃなきゃ、未練が残っちゃうから…。