天使の中身は悪魔なお姫様!?
「ほーらっ!!歩夢も木鐘もゆーてるやろ?!どーでもええやん??」
俺は亜子にグイグイ引っ張られて、教室に入った。
・・・うーん。
やっぱりこのクラス、キラキラ輝いてるゎ・・・。
「うわあっ!!王子もおー様も同クラ?!」
女子が一気に集まってくる。
「「よろしく。」」
ふたりでとびきりの笑顔。
「ほんま2人とも輝いてるわ。まあ、よろしく。」
これがヨウキャのいいとこや。
ぎゃあぎゃあ騒がへん。
「ふーん……。拓人ってモテるんやな……。」
「はっ?!」
突然亜子が後ろで呟いた。
びっくりした俺は振り返った。
亜子がめちゃくちゃふてくされてる!
これはまぢで嬉しかった。
忘れてるかもやからゆーとくけど、俺、一応亜子のこと好きやから。