雨女がくれた恋の奇跡
「バカお前に言われたくないよ立花!」


「酔っているからそんなことを言っているんだけど・・・」


「島田。最悪だね」


「コラもう言うな立花!」


俺は綾野の酒の飲み干した。グラスに酒を注いでやった。


「まぁ飲めよ」


先輩が俺のグラスに酒を注ぎながら、「また新しい彼女を探せよ」


「女なんてたくさんいるんだから」と島田先輩に言われた。


「次に付き合う女には、騙されないようにしないとな」

俺の隣の席に座っていた。酔った立花さんが俺の手をつかんで、「私が綾野さんと付き合ってあげようかな」なんて酔って軽はずみな言葉に、俺は驚いた。


「えぇ立花さんが・・・」

先輩は笑って冗談に「いいんじゃない」


「立花と綾野」


「いい恋人同士になれるんじゃない」


俺は照れて「先輩そう簡単に言わないで下さいよ」と言いながら、俺に急接近してきた立花さんが


「綾野さんもし誰も相手がいなかったら」


「私が付き合ってあげる」

俺は心の中では、もう・・・どうなるかと・・・思っていた。


「もしそうなったらそうしますよ!」

立花さんも島田先輩も酔って昇進の話しは話題にならなかった。


先輩が店を出ようと言い出して「よし飲んだし食べたし、お前の悩みも聞いたし、満足だぁ〜」


会計を済ませて、店を出て3人で駅まで歩きながら先輩が「綾野いい女を見つけて恋しろよぉ〜」


「あぁ酔ったぁ〜」


「そうしたら気持ちも晴れるさ〜」なんて酔いながら言ったら、立花さんが


「もし相手がいなかったら私が相手になるからね」と立花さんが俺に言った。


それを聞いた。俺はあきれながら話した。
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