雨女がくれた恋の奇跡
ぬれない水の世界に変わり水中にいる感覚がなくなり

外から見ると濁って見えるけど


実は私のような生命体からは明るく見えて、澄んだ水に包まれた。底に広がる

空間の中で私は生きている

「明日また逢えないかな?」


「仕事が終わってからでもいいからさ」


「はい私も光にまた逢いたいよぉ」


「じゃこのあいだ待ち合わせした場所で逢おう」


「はい!」


「そろそろ私は寝ますね」

「光も明日はお仕事でしょう」


「そうだね」


「お休みまた明日ね」


電話を切って、私はそのままゼリー状の生命体の姿に戻り


水の世界もぬれる水へと変わり


私はすやすやと眠ってしまった。


俺も寝るか・・・時間は夜11時を回っていた。


電気を消して、ベットに横なって、眠った。


外は雨が降り続いていた。

朝。自然と目が覚めた。
ベットから起き上がりカーテンを開いたら、


雨は霧雨となって降っていた。


俺は顔を洗い歯を磨いているときに枕元に置いていた。携帯が鳴った。


「誰だろう?」


「島田先輩かな」


もしもしと出てみたら、元気な声で、


「おはよう朝だよぉ〜」


アイリからの電話だった。
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