雨女がくれた恋の奇跡
「なにが一番に好物ですかぁ?」


「カツカレーかな」


「カツカレーですかぁ・・・」


私はちょっと悩んだ。


でも大好きな光に私の手づくりを食べさせて、あげたいと思った。


「ところでさ、俺はアイリと出会うとは思っていなかった」


「予期せぬときになにかが起こるって本当だね」


笑いながら私にそう話してくれた。


話題が変わったのはよかったけど・・・カツカレーを作ってあげたいなぁ〜と心の中で考えていた。


私に光は声をかけた。


「アイリ俺の話し聞いてる?」


「えぇ・・・聞いてますよ」


「あさって、休みをとってこうして、外食しながら、どっか行かない?ふたりだけで」


それを聞いた私は張りきって、


「行きます!」


「光と一緒なら行きます!」と言った。


アイリの言葉に


「よし!一緒に行こうアイリ」


アイリの楽しそうに笑っている顔を見つめて、俺も笑っていた。


そんなときに電話がかかって来た。


「誰だろう?あぁ〜島田先輩から電話だ〜」


「前に話していた。職場の友人かなぁ〜」


「そうだねちょっと外に出て、電話してくるね」
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