雨女がくれた恋の奇跡
「すぐ終わるから、アイリ待ってて」


「はい〜待っているね!」

私は元気な声で返事を返した。


俺は席を立ち、店の外で先輩と電話で話した。


「もしもし先輩。どうしたんですか?」


先輩が相談と言えばめずらしい・・・多分、相田さんのことかな・・・。


「俺は相田ちゃんのことが好きになっちゃただよね」

先輩が相田さんのことに興味があったことは相田さんが会社に入って来たときから、


知っていたから、驚きもしなかった。


「先輩。素直に気持ち伝えればいいじゃないですか」

「それはそうだけど、どこで、伝えればいいのかな」

「そうですね・・・」


「会社じゃまずいですからね」


「そうだ!」


「ごはんにでも誘って、それで気持ちを伝えればいいじゃないですか」


綾野の言うことに迷っていたけど、俺は綾野にこう言った。


「じゃそうしてみるよ」


「ダメで元々に告白してみるよ」


「そうですよ先輩!」


「今。俺は忙しいので、電話切りますね」


「綾野ありがとう!」


「食事に誘って、告白してみるよ」


先輩は納得してくれて、俺は電話を切った。


「じゃまたね先輩」
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