雨女がくれた恋の奇跡
「だいぶ酔いが覚めたな」

「そろそろ帰ろうか」


「明日も休みなしで仕事だし」


「島田!」


「明日は休め」


「私が休み入れておくから、4人とも休みにしてやるから」


「工場長いいんですか?」

「島田いいよ明日は休め」

「今日は私と飲んでくれてありがとうな」


「お前たちは私の娘。息子だからな」


「じゃそろそろ帰ろうか先輩」


「そうだな立花起きろ」


「そのまま寝かせてもいいぞ」と工場長が言ってくれた。


先輩は言い返した。


「いえいえ迷惑かけさせるわけにはいかないですよ」

「ほら立花起きろ帰るぞ」

「あぁ島田ここはどこ?」

「工場長の自宅だよ!」


「えぇ工場長の自宅?」


「バカ酔いから覚めろ」


「今夜は工場長の自宅で飲む約束したろ」


「ごめん。ごめん」


「そうだったわね」


「大丈夫か立花くん」


「はい酔いが覚めました」

「すいません工場長」


俺たち4人は工場長の自宅を出た。


工場長と奥さんのてるみさんが見送ってくれた。


「気おつけて、帰れよ」


「また来てね」


俺たち4人は「また来ます」 と告げた。
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