さよならさえも言えなくて
『返事だけど、OKしてもいい?』
という、巧海からのメールだった。
いきなり過ぎて、上手く頭が働かない。
返事って……今日の、だよね。
OKって事は……付き合ってくれるって事?
本当に?
あたしは高鳴る心臓を抑えてメールを打つ。
『それってあたしと付き合うって事?』
メールは1分足らずで返って来た。
『うん。今更駄目かな?』
これは夢だろうか。
振られるものだと決め付けていたあたしには、予想もしていなかった答えだった。
返信しようとメールを打つが、手が震えて上手く打つ事が出来ない。
だって、こんな事現実になるなんて思っていなかったし、勿論心の準備なんて出来ていなかった。
『全然駄目じゃないよ!!本当嬉しい!』
“嬉しい”なんて、本当は恥ずかしくてメールを送ろうか迷ったが、前のメールが来てから10分経っている事に気付いて急いで送信した。
という、巧海からのメールだった。
いきなり過ぎて、上手く頭が働かない。
返事って……今日の、だよね。
OKって事は……付き合ってくれるって事?
本当に?
あたしは高鳴る心臓を抑えてメールを打つ。
『それってあたしと付き合うって事?』
メールは1分足らずで返って来た。
『うん。今更駄目かな?』
これは夢だろうか。
振られるものだと決め付けていたあたしには、予想もしていなかった答えだった。
返信しようとメールを打つが、手が震えて上手く打つ事が出来ない。
だって、こんな事現実になるなんて思っていなかったし、勿論心の準備なんて出来ていなかった。
『全然駄目じゃないよ!!本当嬉しい!』
“嬉しい”なんて、本当は恥ずかしくてメールを送ろうか迷ったが、前のメールが来てから10分経っている事に気付いて急いで送信した。