さよならさえも言えなくて
「でも放課後暇してるんだろ?
だったらいいじゃん」
田中は諦める様子も無く、あたしを勧誘して来る。
確かに暇は暇だけど、だからと言ってこのメンバーに混ざるのは気が引ける。
「実は、早く1人部員を増やさなくちゃいけないんだよね」
茶髪の人はそう言って、詳しく説明して来た。
「自然科学研究部って名前だけど全然研究なんてしてなくて、要は部室を溜まり場として使いたくて俺達が立ち上げた部活なんだ。
最初は5人居たんだけど、1人昨日辞めちゃって……。
4人だと同好会に格下げされてこの部室も使えなくなるからさ、だからこっちとしては入って欲しいんだよね。
嫌だったら次の人が入って来たら辞めてもいいし」
すると田中もそれに続けて口を開く。
「そうそう。
因みに辞めた奴ってのはこいつの元彼なんだけどさ。
本当迷惑だよな」
だったらいいじゃん」
田中は諦める様子も無く、あたしを勧誘して来る。
確かに暇は暇だけど、だからと言ってこのメンバーに混ざるのは気が引ける。
「実は、早く1人部員を増やさなくちゃいけないんだよね」
茶髪の人はそう言って、詳しく説明して来た。
「自然科学研究部って名前だけど全然研究なんてしてなくて、要は部室を溜まり場として使いたくて俺達が立ち上げた部活なんだ。
最初は5人居たんだけど、1人昨日辞めちゃって……。
4人だと同好会に格下げされてこの部室も使えなくなるからさ、だからこっちとしては入って欲しいんだよね。
嫌だったら次の人が入って来たら辞めてもいいし」
すると田中もそれに続けて口を開く。
「そうそう。
因みに辞めた奴ってのはこいつの元彼なんだけどさ。
本当迷惑だよな」