甘ぃ恋は俺様な君と

「は?!」

「そんな驚くなよー、蜜ちゃんなんか寂しそうだったぞ?」


寂しそう…って
つーか蜜も充の事部屋に上げるなよ…。
俺居なくても上げそうだな。あいつの場合



「知らない」

「何ヤキモキですか??利弥君と蜜ちゃんが付き合ってるって噂が流れたもんだから」ニヤリッ


ムカ…

こいつ埋めてもいいかな?


「知らない」

「まぁまぁ、気にするなよ!あ、そー言えば、蜜ちゃんと利弥って席隣だよな♪」

充が意味深〜な笑みを浮かべる。

それが何だし。って、え?隣?

聞いてねぇぞ?


「聞いてねぇぞって顔してんな(笑)」


何でわかんだよ、こいつ。
エスパー?


「このまま、蜜ちゃんに寂しい思いさせてっと、利弥に捕られるぞ?」


蜜に限って、利弥を選ぶ事はまず無い。
あんな事あったし…

まぁ…無いって思いたい。


「…知らない」


こーゆーとき素直じゃない自分が嫌だ。

本当は嫌なくせに。
蜜を寂しい思いさせたくないくせに。でも蜜のあの顔見るとイジめたくなる…


< 104 / 141 >

この作品をシェア

pagetop