甘ぃ恋は俺様な君と
デート?
「なぁ、これだよ!新商品♪キャラメリーゼ♪」
「うわぁ!美味しそ!」
「んー!美味しい!」
「だろう?!旨いよな!!」
本当美味しい!!
甘いし♪
あたし好みの味!これが期間限定なのは、勿体ない気がするー…。
『ねぇ♪あそこのカップル可愛い!』
『お似合いだよね!美男美女同士♪』
「な、俺達噂されてる」
何て、真顔で棗君が言うもんだから、吹きそうになった…
噂って?
「え?」
「俺達、まぁ…これって、デートって思ってもいいのかな?」
何て少し顔を赤らめながらそっぽを向いて棗君が言った。
え…、デート…?
「え…あの、デート?」
「うん…、俺さ、少し川田の事気になってるってゆーか…」
ガタッ
あたしは直ぐに席を立った。
「ごめん!あたし帰る!」
まさか…デートだ何て思わなかったの…
あたし…本当馬鹿だ…鈍過ぎる…。
佳祐が…居るのに…!