甘ぃ恋は俺様な君と
「なぁ、泣いてる?」
ビクッ
泣いてる事がバレても別に構わないのに…、あたしはこれ以上心配かけたくなかった。
それにこんなに男に免疫ねーのかよ何て思われたくなかった。
「ううん」
着替え終わっても、あたしはしばらく出なかった。
泣き顔を見られたくなかったから。
「嘘だね」
ガチャ
「え…」
佳祐が入って来た。もし着替え中だったらどうすんの?!って思ったけど、とりあえず、え…って言った。
「ほら…な」
と言うと佳祐はあたしを抱きしめた。
本当は…いつもなら嫌なのに…
何故か嬉しいって気持ちがあった。
「佳祐…?」
「俺、お前の泣き顔見たくない…」
え…?
あたしの泣き顔見たくない…?
「なら見なきゃ…「ほっとけない」
え…