甘ぃ恋は俺様な君と

「ほら…」

と色っぽい声を出しながら、あたしにスプーンを持たせると、

「…ね?」


とオムライスを一口すくい、

「早く」

と言って来た。

なな…、食べさせてあげる何て?!無理無理!恥ずかしい!!


「あの女!市川様の言う事聞けないの?!」

って声までちらほら聞こえて来た。

仕方なく…

「はい…あーん」


パクッ


は…恥ずかしかったぁぁぁ…!!


「顔真っ赤だよ?」ボソッ

ドキ///!!

な?!耳元で喋るな!耳元…あれ?


今…素だったよね…?

嫌われてないのかな?!食べさせてって言われたくらいだし…


にしても…超心臓がバクバク…



こんなんじゃ持ちません!!












昼休みが終わり、あたしと麗華は教室に戻った。

「充様…」

何て麗華は呟いてる。

充君も麗華の事が気にいったのか、あたしに

『これ、麗華ちゃんに渡しといて!』

って、紙を渡された。


< 84 / 141 >

この作品をシェア

pagetop