甘ぃ恋は俺様な君と
「あぁ…、どこわかんないの?」
気を取り直して…
…ん?この問題
「お前馬鹿ですか?」
「は?!」
「範囲じゃねぇよ」
そう言うと、蜜は何やら鞄から紙を取り出した。
多分テストの範囲が書いてある紙だろ…
「ホントだ…!」
やっぱり馬鹿だ。
先過ぎるだろ。
俺でもわかんないし…
勉強しよ…
にしても…
さっきから必死に解こうとしてる蜜が可愛過ぎる
流石モテるだけあるよな。
顔整ってるし。
残念ながら、俺のタイプじゃねぇけどさ…、何でかな?タイプじゃねぇのにハマる…
俺の視線に気付いたのか、蜜が
「な…何…??」
と言った。
何って、見ればわかるだろ?
お前の事見てたんだよ。馬鹿
気付けよ。鈍感
俺、わかりやすいだろ?
こんな見てんだからな…