甘ぃ恋は俺様な君と
「ねぇ、蜜は好きな人でも居るの?」
思い切って俺は聞いてみた。
何となく予想はつく。
なぁ、自惚れてもいいか?
俺の行動一つ一つにそんな赤くなるんだ。
俺の事を好きだって思ってもいいか?
「え…」
そう言うと蜜は目を逸らした。
なぁ、俺の事避けてるのか?
昼の時もだったけど様子が変だ。
蜜は王子様がいいんだろ?
王子様が現れるって高校生にもなって信じてるくらいなんだから…
わざわざこの俺がしてやってんのに、避けるとかねぇだろ?
「ねぇ、何で避けるの?」
そう言うと蜜は一瞬目を見開き、
「避けて無いよ…?避けてるのは…佳…祐でしょ?」
は?
俺がいつ避けたんだよ。