Memory's Piece

大きさ的には確実に箱の方が小さいんだけど、それはそれ。

ド○えもんの四次元ポケットのごとく、箱は宝石のように澄んだカケラ全てをその中へと消していく。

核となる記憶を奪われたプレイヤー達の周りにはGameOverの文字。


「ばいばーい」


強制ログアウトを余儀なくされた獲物達に手を振ったボクは、波狼の横に降りて


「満足?」


と尋ねてみる。





「満足。」


ボクの質問に波狼は満面の笑みで返事をした。

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