Memory's Piece
一体全体どういうこと?
というか、は?いま人違いとか言った??
沸々と沸き上がる怒りに立ち上がると、死に神はボクに背を向けて立ち去ろうとしていた。
ふざけるのも対外にしろ。
優しくしてたらつけ上がりやがって。
立ち去ろうとする死に神の首元に素早く月夜見を当てて動くと刺すぞと無言のまま警告してやる。
「ちょっと、待ちなさいよ。」
「・・・・・・あ゛?」
け怠そうな返事に頭の中で何かが切れた音がした。
そりゃあもう派手に。
「あ゛?じゃない!!
ボクに先制攻撃ってかなり失礼だよ、ルーキー風情で!
しかも何!?人違いとかふざけんのも対外にしろ!!」
「・・・・って言われても」
いかにも面倒という感じの返答にメラメラと怒りの炎が燃え上がる。
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