Memory's Piece
「それに頼兎、その武器は何なのさ!」
「……あ゙?」
もう、あたり散らさずにはいられない。
イライラメーターは既にMAXを超えてるんだから!!
うるさそうに返事をされて心の中で地団太を踏みつつ、ボクは頼兎を睨みつけた。
ルーキーのくせして何なのさ。少しは波狼のあのありきたりさを見習え!!(←外伝読めば意味分かります by箕希)
「あぁ、武器屋で貰った」
「貰っ!?
もしかして君、犯罪者!?」
「んな訳ねーだろ!!」
そうか。そうか。頼兎はあまりの困窮さにまっとうな生き方が出来なくなったんだね。と憐みの目を向けると、思いっきり憤慨されてしまった。
冗談の通じない奴だ。
ま、武器屋でそうそう簡単に武器やら防具が貰えるわけがないから頼兎の話を信じるならいわくつき武器なのは確定かな。
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