Memory's Piece
「グッジョブ!!はろ!!」
「は!?!?」
勢いよく抱きつくと、波狼は面食らった顔をしてボクもろとも倒れ込む。
狼狽しきりといった感じの顔が、なんだか面白くて大爆笑すると、
「なんだ、魅稀。拾い食いでもしたか・・・??」
波狼に馬鹿みたいなことを言われた。とりあえず一発殴っとく。
「はい、これ背負って。ボクがこっちの大鎌持つから。」
「・・えっ・・・。・え・・・??何??は、てか、コレ誰??」
「頼兎。」
困惑しまくる波狼の背中に、頼兎を押しつけたボクは、地面に転がってる頼兎の大鎌を拾い上げる。
見た目に反してそんなに重くない。・・・不思議アイテムだね。
「は??・・・・てか、これってルーキー??」
「そ。ちょっといろいろあって、拾うことにした。喜べ、はろ。お前の弟弟子だ。」
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