Memory's Piece
「え、いらね・・・・」
「うるさい。つべこべ言わずに働け。運べ。」
心底いやそうな顔をしているので、もう一発殴り飛ばして、ボクは訓練所へ向けて進路をとった。
遅れもせずについてくる波狼をたまに振り返りつつ、ビルの上を駆け抜ける。
「なぁ。」
「何。」
「コレは、お気に入り??」
「そ。・・・・はろ、殺るなよ。」
「了解。」
短い会話でも波狼には、ちゃんと伝わる。なんつーか、こういうときはコイツも役に立つね。
たどり着いた訓練所の中でパソコンを操作したボクは、「じゃ。」といって去ろうとする波狼の尻尾を掴んでニッコリと微笑む。
「帰さん。お前も来い」
「なんで!?断・・・ギャッ。」
逃げようとする波狼の尻尾をギュッと握って黙らせて、ボクはワープボタンを押した。
二名様(+大鎌)、マイルームへ、ごあんな~い♪
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