Memory's Piece

ボクも鬼じゃないからね。

頑張ってる二人に差し入れくらいはしてあげるよ、そりゃあ。


「ん~・・・・、カツサンドとウーロン茶を2つずつと~・・・、あ、あとハンバーガーとオレンジジュースを1つずつ。」


おいしそうな匂い漂うレストランでテイクアウトのオーダーを済まして時計を見れば、ちょうど11時40分。

ここからショップまで行って空き地に戻ればちょうどお昼時だ。

ボックスの中に食べ物を押し込んだボクは、鼻歌を歌いながら大通りを歩いた。

レストランからそう離れていない場所にショップはある。

回復系のアイテムから、攻撃系の消費アイテムまで品揃えバッチリのこのショップはボクのお気に入りの店だ。

24時間営業で、裏ルートもしっかりしてるから常連なら何でもここで入手することが出来るんだ。

便利だよねー。


「ん~・・・。何個あったら足りるかなぁ・・・・。」


商品棚を眺めながら、ちょっとだけ悩んでみる。

一桁じゃあ、絶対に足りない気がする。

いちいち買いにくるのも面倒だし3桁分くらいは買い込んどこうかなぁ・・・。

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