leave恋
「未侑帰ろ」



「うん。じゃあ村上バイバイ」



「あっうん。」



私は雅と歩き出した



「………」



私と雅は沈黙が続いた



「ねぇ…」



「ん、なに?」



「未侑は和が好きなの?」



「えっ…」



「未侑さ和と会うと切ない顔になってる」



「嘘…あたしそんなつもりないのに…」



「顔は正直なんだよ」



雅は私のアゴを掴んだ



「俺さ未侑が好き。俺じゃダメ?」



「えっ…嘘」



「俺ずっと未侑が気になってたんだよね。図書室に未侑が来たときすごい嬉しかった」



「…そうだったんだ」



「まぁ今すぐとは言わない。考えといて」



「…うん」



雅は家まで私を送ってくれた



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