ー僕ー
夜と美希
　ナンパ男の相手をしている間に夜になっていて、仕方なくネットカフェに入って時間をつぶしていた。好きな漫画を読みながら、動画検索をして大好きなバンドの歌を聴いていたから憂鬱な気分は、少し晴れていた。だけど、頭の中に美希の顔が浮かぶと僕は、また、イラついた。


１０月２３日、この日も、いつもの通り、学校のとある部屋にいる不登校の友人の元で昼休みを過ごしていた僕は、ここ最近ずっと窓際にいる女の子に声を掛けてみた。
「ねぇ、一人でつまんなくない！？ウチラと話そう！！」
そう言って声を掛けた僕に、優しく微笑み返してきた彼女と僕は、すぐに打ち溶け合って友人になったんだ。彼女と僕は、お互い家が嫌いだった。だから、家を出たくて仕方ない気持ちは、同じで・・・。
　だから、１月４日２人でこの町を出る約束をしたの・・・・に・・・・・。彼女は、怖気付きばればれの嘘をついて逃げた・・。それが、仕方ないことなのは解っていた。同時に、彼女えお許せなかった幼い僕がいて復讐をしていた僕がいた・・・・。とても愚かな僕は、そのことを後悔していない・・・。
とにかく、その時の僕は、彼女を思い出すだけで殺したかった・・・。裏切りには、制裁を・・・・。それが、僕の合言葉・・・。

パソコンをいじりながらウトウトしてきた僕だったが、時間の関係でネットカフェを出ることになった。




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表紙・目次

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