恋光をさがして~番外編~
次の日。
美咲から俺に会いにきてくれた。
昨日のこと気にしてないのか、ニコニコしてる。
だから敢えて、俺は何も言わなかった。
「春馬」
「何?」
「大学の話して」
「なんで?」
「私、春馬の大学に行きたいから」
初耳だった。
まだ高1なのに・・進路決めてるのか。
「進路決めるの早くね?」
「ねぇ話して?」
「はいはい」
俺はゆっくり話し始めた。
でも、何故か美鈴たちの話になってしまって。
俺は、1人1人自己紹介するみたいに話した。
「春馬は・・美鈴さんか麻美さんのどっちが好きなの?」