デスゲーム
「やめろ!!」
やっと出た声はレインの手を止めることしかできなかった。
「アア?神に命令する気か?」
「うっ…」
吐き気がする。一部始終を直視してしまった。視界にあれが入らないように目を逸すが、気持ち悪さは治らない。
「あ…あ……」
まずい。柊…気絶寸前だ。
柊も直視してしまった。これ以上みたらダメだ。俺は言葉が出ない柊を、あれが視界に入らないようにして座らせた。
「レイン、それをどこかへ消せ!早く」
柊はぐったりして胸に頭を預けてきた。力が抜けただけで問題はなさそうだ。
「ケケッ☆貴様も見たらドウダ?この成れの果ての姿を」
「くっ、オーナー!」
横目で見るが、まだ直視しているようだ。こいつ、何も感じないのか?
「……レイン、目障りです。片付けなさい」
「ギャハ☆分かったよ。オーナーが言うなら逆らえネエ♪」
指を鳴らす音が聞こえた。すると匂いが消え、元の空気になった。恐る恐る振り向くと、床には何もなくなっていた。
「柊、気分どうだ?もう大丈夫だから」
「……うん、ありがと。…けど、まだちょっと休ませて」
顔色を伺った後、再び身を預けてきた。俺自身もまだ回復してないけど、柊の方が重体だろう。
やっと出た声はレインの手を止めることしかできなかった。
「アア?神に命令する気か?」
「うっ…」
吐き気がする。一部始終を直視してしまった。視界にあれが入らないように目を逸すが、気持ち悪さは治らない。
「あ…あ……」
まずい。柊…気絶寸前だ。
柊も直視してしまった。これ以上みたらダメだ。俺は言葉が出ない柊を、あれが視界に入らないようにして座らせた。
「レイン、それをどこかへ消せ!早く」
柊はぐったりして胸に頭を預けてきた。力が抜けただけで問題はなさそうだ。
「ケケッ☆貴様も見たらドウダ?この成れの果ての姿を」
「くっ、オーナー!」
横目で見るが、まだ直視しているようだ。こいつ、何も感じないのか?
「……レイン、目障りです。片付けなさい」
「ギャハ☆分かったよ。オーナーが言うなら逆らえネエ♪」
指を鳴らす音が聞こえた。すると匂いが消え、元の空気になった。恐る恐る振り向くと、床には何もなくなっていた。
「柊、気分どうだ?もう大丈夫だから」
「……うん、ありがと。…けど、まだちょっと休ませて」
顔色を伺った後、再び身を預けてきた。俺自身もまだ回復してないけど、柊の方が重体だろう。