デスゲーム
オーナーの持つ人形から伸びる赤い線は、人質の首輪に繋がっていた。赤い窪みとリンクしている。


「ケケッ☆人質の下準備は完了しタ。オーナー?」


レインが指を鳴らすと、テーブルに双六のシートが生まれる。

オーナーは右テーブルに柊と繋がる人形を、左テーブルに沢村の人形を置いた。


「サテ、ルール説明だあ。今人形はスタートの位置にいル。ゴールはない。いいか?」


シートのマスめを追うと、全て一本道で繋がっていた。確かにゴールはなく、その一本道に横入りするようにスタートのマスがある。スタートの上には人形だ。


「じゃあどうやって上がるんだよ」

「ケケッ♪プレイヤーが進みたい数字を自分で言うんダ。最終的に大きい苦痛に耐えた方の勝ち。これ以上はプレイしながら攻略シナ」


よく分からない。が、マスめには5ポイント、3ポイント等が書かれている。最後にその得点の合計が多い方が勝ちなのか。


「ククッ、怖いか清水」


隣の氷室が不気味に笑う。


「バカ言え。俺は絶対に勝つ。負けねえよ」

「ギャハハハ☆『デスゲーム』2回戦、『デスライン』の開始ダアァァーー♪」
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