デスゲーム
―微かな光―
「フッ。清水よぉ、もっと俺を楽しませてみろよ。…6歩進ませてもらう」
そこは『6P』の文字が。だが人形は2歩しか進まず、『1P』のマスで歩みを止めた。
「何?おいレイン、故障か?」
「ヒヒッ☆『デスゲーム』に故障はない。そこは自分で考えな。さて、『脇腹殴打』ね」
ドンッと沢村が横に吹っ飛ぶ。冷や汗をかき、見ただけで苦しいそうなのは一目瞭然。更に追い討ちとは残酷だ。
「くそっ、まあいい。まだ俺の大量リードだからな。俺の番は終わりだ」
涼しげな表情に乱れはない。許せねえけど、負けてるから何も言えない。
「…俺は5歩進む…」
「待って!!タイムを…お願いします」
柊が割り込んできた。俺を手招きしていたので、目の前まで近付いてやる。
「すまん、痛い思いさせちまって。大丈夫ッ…」
不意に頬に衝撃が走る。鎖の擦れる音と共にビンタが飛んできた。
「私は大丈夫だからさ、もっとPの高いとこ選んで。このままじゃ負ける、分かってるでしょ?」
そこは『6P』の文字が。だが人形は2歩しか進まず、『1P』のマスで歩みを止めた。
「何?おいレイン、故障か?」
「ヒヒッ☆『デスゲーム』に故障はない。そこは自分で考えな。さて、『脇腹殴打』ね」
ドンッと沢村が横に吹っ飛ぶ。冷や汗をかき、見ただけで苦しいそうなのは一目瞭然。更に追い討ちとは残酷だ。
「くそっ、まあいい。まだ俺の大量リードだからな。俺の番は終わりだ」
涼しげな表情に乱れはない。許せねえけど、負けてるから何も言えない。
「…俺は5歩進む…」
「待って!!タイムを…お願いします」
柊が割り込んできた。俺を手招きしていたので、目の前まで近付いてやる。
「すまん、痛い思いさせちまって。大丈夫ッ…」
不意に頬に衝撃が走る。鎖の擦れる音と共にビンタが飛んできた。
「私は大丈夫だからさ、もっとPの高いとこ選んで。このままじゃ負ける、分かってるでしょ?」