デスゲーム
白樺へ戻っても、何も分からないままだった。
情報を全て出し尽くしたしお手上げだ。川藤も何か考え事をしている様で、ずっと話してない。
はあ、一旦闇に葬って明日からの学校生活に集中する事にするか。
「なあ、もう手掛かりは全て出し尽くしたのか?」
「まあな。もうあの場所で最後だよ。…でも俺達の知らない所で何かしていて、心が病んで自殺したとすれば…」
「そんな訳あるかよ。それだけは絶対にしない性格だ。あれでも常識はきちんと守る奴だから」
「…なぁ、もうできる限り忘れよう。明日から死因は考えない事にして。この話題も今日が最後にしよう」
もう何もない。何もできないんだ。素直に諦めるのも肝心だよな。
「…分かった。清水がそう言うならやめる。今日は休んで明日の宿題でもするかな」
「どうせ俺のノート丸写しのくせによく言う」
微笑して、今日は解散した。なんだか月が神々しい夜だった。
情報を全て出し尽くしたしお手上げだ。川藤も何か考え事をしている様で、ずっと話してない。
はあ、一旦闇に葬って明日からの学校生活に集中する事にするか。
「なあ、もう手掛かりは全て出し尽くしたのか?」
「まあな。もうあの場所で最後だよ。…でも俺達の知らない所で何かしていて、心が病んで自殺したとすれば…」
「そんな訳あるかよ。それだけは絶対にしない性格だ。あれでも常識はきちんと守る奴だから」
「…なぁ、もうできる限り忘れよう。明日から死因は考えない事にして。この話題も今日が最後にしよう」
もう何もない。何もできないんだ。素直に諦めるのも肝心だよな。
「…分かった。清水がそう言うならやめる。今日は休んで明日の宿題でもするかな」
「どうせ俺のノート丸写しのくせによく言う」
微笑して、今日は解散した。なんだか月が神々しい夜だった。