デスゲーム
「やっぱりお前か。雫離れろ、そんなの認めない!」
祥一は無理矢理俺と柊を引き離すと、胸ぐらを掴んできた。
「妬いてるのか?お義兄様?」
「誰が義兄だ。雫は誰にも渡さん。で?何でお前がいんだよ!?」
「手離せよ。来た理由はコレな」
柊からのメールを見せると、その手を解放した。
「雫!?何でこんなこと…」
「お兄ちゃん、逢いたい人に逢う事がそんなに悪いの?どうして逢っちゃいけないの?ねえ!?」
どうやら一嵐吹いた後のようだな。気まずいオーラが満々だ。
「さっきクソ親と話したばかりだろ。雫の成績が上がるまで誰とも接触してはいけないって。携帯まで取り上げられてさ」
あの時通話が途切れたのは話し合いの最中だったって訳ね。合点がいった。
「勉強なら頑張ります。でもこんなやり方は酷すぎます。
…だから清水君ならここから解放してくれると思って…」
「甘えんな!」
二人の会話中に割って入る。柊は肩をビクッと竦めた。
祥一は無理矢理俺と柊を引き離すと、胸ぐらを掴んできた。
「妬いてるのか?お義兄様?」
「誰が義兄だ。雫は誰にも渡さん。で?何でお前がいんだよ!?」
「手離せよ。来た理由はコレな」
柊からのメールを見せると、その手を解放した。
「雫!?何でこんなこと…」
「お兄ちゃん、逢いたい人に逢う事がそんなに悪いの?どうして逢っちゃいけないの?ねえ!?」
どうやら一嵐吹いた後のようだな。気まずいオーラが満々だ。
「さっきクソ親と話したばかりだろ。雫の成績が上がるまで誰とも接触してはいけないって。携帯まで取り上げられてさ」
あの時通話が途切れたのは話し合いの最中だったって訳ね。合点がいった。
「勉強なら頑張ります。でもこんなやり方は酷すぎます。
…だから清水君ならここから解放してくれると思って…」
「甘えんな!」
二人の会話中に割って入る。柊は肩をビクッと竦めた。