デスゲーム
「わぁ…言葉が出ません。とても気に入りました。これ絶対に大切にしますね。ありがとうございます」
「良かった、そう言ってもらえると嬉しいわ。…ん?それは?」
次に柊が鞄から取り出したのは小さな箱。クリスマス用の紙で綺麗に包んである。
「お返しです。開けてみてください」
良かった、柊も用意してくれたんだ。できるだけ丁寧に封を開けると、中には…
「指輪が…二つ?」
ハート型の鉱石がついたのが一つ、同じくダイヤ型が一つ。他には装飾がなく、いたってシンプル。
「はい、デザインは勝手に選んじゃいました。でもどうしても欲しかったんです」
指輪を一つ取り上げ、俺の右手をそっと握る。ダイヤ型の指輪だ。
「思ったけど、どうして指のサイズが分かった?」
「前に同居してた時に拝借させてもらいました。夜の寝静まった頃に……。はい、できましたよ」
左手は監視の指輪があるからダメなのな。月明りに照らすとキラッと光って綺麗だ。銀の輪がそれを更に引き立てる。
「良かった、そう言ってもらえると嬉しいわ。…ん?それは?」
次に柊が鞄から取り出したのは小さな箱。クリスマス用の紙で綺麗に包んである。
「お返しです。開けてみてください」
良かった、柊も用意してくれたんだ。できるだけ丁寧に封を開けると、中には…
「指輪が…二つ?」
ハート型の鉱石がついたのが一つ、同じくダイヤ型が一つ。他には装飾がなく、いたってシンプル。
「はい、デザインは勝手に選んじゃいました。でもどうしても欲しかったんです」
指輪を一つ取り上げ、俺の右手をそっと握る。ダイヤ型の指輪だ。
「思ったけど、どうして指のサイズが分かった?」
「前に同居してた時に拝借させてもらいました。夜の寝静まった頃に……。はい、できましたよ」
左手は監視の指輪があるからダメなのな。月明りに照らすとキラッと光って綺麗だ。銀の輪がそれを更に引き立てる。