デスゲーム
~『ゴースクール』~
『デスゲーム』3回戦当日。あの館に入ると先に氷室が来ていた。九条達の姿はまだ見られない。
「ちー君お久し振りです。今回は仲間ですね」
「おい、それは前にやめろと…」
「いいじゃねえか。実は嬉しいくせに」
ギロッと睨まれるが苦笑でごまかす。雫もあの呼び方を止めなさそうだし…。
「…それはどうでもいい。お前ら対戦相手の事調べたか?」
「大体はな。その言い分だと氷室も探ったのか?」
カウンターに座って足を組む。隣の氷室は一度クスッと笑い答えた。
「まあな。どんな奴で、どんなふうに勝ってきたかは把握した。…あの二人、お前らに似てるな」
「…よく分かったな。どんな方法で捜索したんだよ…」
「やっぱりいたっ!私の大嫌いな人ぉー!!」
会話が遮られたのは早川の声だった。面倒くさそうにして振り返ると、九条と橘、早川の3人が到着した。
早川はそのままズカズカと歩みを止めずにやってきて、氷室を強引に向き合わせた。
「あんたの顔見ただけでムシャクシャする!こんな奴と同じ学校なんて思えない!!」
「ちー君お久し振りです。今回は仲間ですね」
「おい、それは前にやめろと…」
「いいじゃねえか。実は嬉しいくせに」
ギロッと睨まれるが苦笑でごまかす。雫もあの呼び方を止めなさそうだし…。
「…それはどうでもいい。お前ら対戦相手の事調べたか?」
「大体はな。その言い分だと氷室も探ったのか?」
カウンターに座って足を組む。隣の氷室は一度クスッと笑い答えた。
「まあな。どんな奴で、どんなふうに勝ってきたかは把握した。…あの二人、お前らに似てるな」
「…よく分かったな。どんな方法で捜索したんだよ…」
「やっぱりいたっ!私の大嫌いな人ぉー!!」
会話が遮られたのは早川の声だった。面倒くさそうにして振り返ると、九条と橘、早川の3人が到着した。
早川はそのままズカズカと歩みを止めずにやってきて、氷室を強引に向き合わせた。
「あんたの顔見ただけでムシャクシャする!こんな奴と同じ学校なんて思えない!!」