デスゲーム
「隼人君今どうなってますか?」
「よく分からんがホラー映画で一番の山場の部分だ。予定だとこの後俺達は『バクッ』だ」
目を閉じて俺に抱き付く雫が今あいつを見れば失神だろう。血が衣服を染めて爪は割れ、目は俺をガン見だもんな。
次の瞬間、女性の霊が大量の白い煙に包まれた。殺られる、そう直感して思わず目を閉じる。
「ごめんなさい、煙までは処理できないです。自分で窓でも何でも開け…」
「何じゃいアホ。お前本当に面白い奴じゃの」
あれ?と思い目を開けると、白装束は同じだが中学2年くらいのかわいらしい少女が立っていた。
血はさっぱり消えていて、髪もショートになり目は幼い。爪も普通で手は綺麗だ。
「雫目開けて、もう大丈夫だから。…あんた誰?」
「ウチはさっきのゴツい霊じゃ。お前水くれたろ?だから本当の姿になったのじゃ」
「あ、可愛い女の子ですね。でも隼人君?水って…あの容器はいけません」
水には白い粉が浮いていて容器はアルミ製。俺が慌てて汲んだのは空の洗剤入れだった…。
「よく分からんがホラー映画で一番の山場の部分だ。予定だとこの後俺達は『バクッ』だ」
目を閉じて俺に抱き付く雫が今あいつを見れば失神だろう。血が衣服を染めて爪は割れ、目は俺をガン見だもんな。
次の瞬間、女性の霊が大量の白い煙に包まれた。殺られる、そう直感して思わず目を閉じる。
「ごめんなさい、煙までは処理できないです。自分で窓でも何でも開け…」
「何じゃいアホ。お前本当に面白い奴じゃの」
あれ?と思い目を開けると、白装束は同じだが中学2年くらいのかわいらしい少女が立っていた。
血はさっぱり消えていて、髪もショートになり目は幼い。爪も普通で手は綺麗だ。
「雫目開けて、もう大丈夫だから。…あんた誰?」
「ウチはさっきのゴツい霊じゃ。お前水くれたろ?だから本当の姿になったのじゃ」
「あ、可愛い女の子ですね。でも隼人君?水って…あの容器はいけません」
水には白い粉が浮いていて容器はアルミ製。俺が慌てて汲んだのは空の洗剤入れだった…。