デスゲーム
厄介だな。九条達が手に入れた場合、あいつらとの奪い合いは避けれない。


「3つの…宝玉?それってどこにあるんです?」

「ウチにも分からんが、大体は権力の大きいお化けが持ってると推定できるの。…雫もウチと同じくモチモチじゃの、気持ちいい」


分からねえ、なんで二人してほっぺたの触り合い…いや、摘み合いしてんだ。早くも仲良くなったのか?


「その権力の強いお化けってどこにいるんだ?」

「ウチにも分からん。後は自分で何とかしろ」

「苺味の飴もどうぞ」

「3階理科室の人体模型コンビに聞くといいの。年季の入ってる分物知りじゃし。どれ、暇だしお礼としてウチもついていこうかの」


ちょろいな。おまけについてくるとは好都合だ。これでどこに何があるか分かる。


「まあ!ありがとうございます。よろしくお願いしますね」

「ま、まあの。飴も沢山貰えることじゃし、ウチに損はないからの」


うはぁ…異様な速さで親しくなってる…。つーか結局飴が目当てなのな。
< 308 / 638 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop