デスゲーム
理科室に入ると途端にアルコールの臭いがした。鼻を突く消毒液のような臭い。おそらくランプの燃料だろうな。


「おい変態コンビ、宝玉の場所を吐け」

「………」


「ふん!!」




ガッシャーン!!


「コノハぁ?話聞いてた!?一回の無視だけで骸骨粉々にしてどうすんの?」


コノハの金棒の一撃によって骸骨が粉砕。それにより土台を失った人体も派手に落下した。


「ボンドで治せますかね?」

「無用じゃ、こやつは何度でも生き…」

「おや?やっぱコノハじゃんか。可愛いなぁ」


粉砕した骸骨の口の部分が動いたかと思うと、粉々になってた部品が妖しく光り、連結が始まった。


「いてて、空も飛べると思ってたのによ。…つーかマジでコノハじゃん、アイドルじゃん」


人体模型の方も口を開いて近寄ってきた。そうこうしてる間に、骸骨の連結は終わり元の姿に戻った。


「雫、こいつらは大丈夫なのか?平気そうだけど」

「えへへ、この模型達は授業でよく遊んでましたから。落書きしたりして」


雫は怯えてなく、平気みたいだ。ようは見た目か。
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