デスゲーム
―不条理―
宝玉と氷室発見を目指し、教室を出て辿り着いたのはトイレだった。コノハによるとここの霊は人間に敏感らしい。
「敏感だから人間の気配…人がどこにいるのかが分かるのか」
「左様。おヌシは男子便所、ウチと雫は女子便所で情報を探るかの」
「い……嫌……怖い…」
雫の声が震えてる。それもそうか、便所なんてホラーの十八番だもんな。
「大丈夫だから。何かあったらコノハに守ってもらえ」
「嫌ですよ!!だってトイレって花子さんと太郎君じゃないですか!?絶対います…。けどここで待ってる方が怖いですし…」
「コノハ、雫を頼む。絶対に怪我させるな。飴二つ」
コノハは後ろからそ~っと涙目の雫の肩を掴むと、耳元で囁いた。
「落ち着け。怪我『だけ』はさせぬつもりじゃ。ヒヒャッ」
「ひゃあ!コノハちゃんキャラが違いますうぅー……」
そのまま女子便所に吸い込まれていった。大丈夫、コノハを信じよう。俺は一人で男子便所だな。
「敏感だから人間の気配…人がどこにいるのかが分かるのか」
「左様。おヌシは男子便所、ウチと雫は女子便所で情報を探るかの」
「い……嫌……怖い…」
雫の声が震えてる。それもそうか、便所なんてホラーの十八番だもんな。
「大丈夫だから。何かあったらコノハに守ってもらえ」
「嫌ですよ!!だってトイレって花子さんと太郎君じゃないですか!?絶対います…。けどここで待ってる方が怖いですし…」
「コノハ、雫を頼む。絶対に怪我させるな。飴二つ」
コノハは後ろからそ~っと涙目の雫の肩を掴むと、耳元で囁いた。
「落ち着け。怪我『だけ』はさせぬつもりじゃ。ヒヒャッ」
「ひゃあ!コノハちゃんキャラが違いますうぅー……」
そのまま女子便所に吸い込まれていった。大丈夫、コノハを信じよう。俺は一人で男子便所だな。