デスゲーム
息が荒く、まだ熱の影響は残っている。それでも俺に手を伸ばし、制止させる。
今にも倒れそうなのに、話し合いをしようとばかりに。
「それで……いいんですか?……九条君は嘘をついています。…本当にそれでいいんですか?」
「何が?何なら柊ちゃんから倒れてもらうよ?」
「隼人君大丈夫だから…来ないで。
…あなたの心は…誰も傷つけたく、ないはずです。……なのにどうしてそれを必死に、隠そうとするんですか?
どうして……一人で抱え込むんですか?」
そこまで言うと、氷室とコノハが闘い始めた。かち合うシーンが多く、力量は互角みたいだ。
「隠す?何を。俺は勝てばいいんだよ。桜井ん時みたいに全てを捨ててなぁ」
「沙弥さんの事は話してませんっ!…私は九条君が自分に嘘をついていることが許せないんです!!
したくもない事をしているのに怒ってるんですっ!!」
知ってる。雫は人の心を読むのがうまい。僅かな表情の違いも見逃さない。
そのおかげで俺はあいつに何度も支えられた。慈悲の能力っていうのかな。
今にも倒れそうなのに、話し合いをしようとばかりに。
「それで……いいんですか?……九条君は嘘をついています。…本当にそれでいいんですか?」
「何が?何なら柊ちゃんから倒れてもらうよ?」
「隼人君大丈夫だから…来ないで。
…あなたの心は…誰も傷つけたく、ないはずです。……なのにどうしてそれを必死に、隠そうとするんですか?
どうして……一人で抱え込むんですか?」
そこまで言うと、氷室とコノハが闘い始めた。かち合うシーンが多く、力量は互角みたいだ。
「隠す?何を。俺は勝てばいいんだよ。桜井ん時みたいに全てを捨ててなぁ」
「沙弥さんの事は話してませんっ!…私は九条君が自分に嘘をついていることが許せないんです!!
したくもない事をしているのに怒ってるんですっ!!」
知ってる。雫は人の心を読むのがうまい。僅かな表情の違いも見逃さない。
そのおかげで俺はあいつに何度も支えられた。慈悲の能力っていうのかな。