デスゲーム
「あそこだ。くぅ~今の俺達カッコいい☆」


人体模型が指差したのは俺達の後ろにある行き止まり。そこの窓から出るつもりだった。


「よく分からんが信じるぞ。人体は雫を、骸骨はコノハを頼む。コノハ!聞いたよな」

「分かった。すぐそっちにむかう」

「「頼まれましたぁ~」」


息ピッタリなのが傷だが、今はそんな場合じゃない。武器を回収っと。

コノハを連れてきた骸骨から「お前は?」と聞かれる。


「後から行く。俺はと…、早川!お前も来い」

「え?でも私…」

「いいから来るんだよ!!九条と一緒にいたら次何されるか分かんねえだろ」


手を掴み、強制的に早川を連れ出す。コノハと骸骨が飛び降りるのを確認して窓の外を見下ろす。


「なるほどな。少し我慢しろ、セクハラとか言うなよっ」

「ぇ…ちょっ!何すんの。ってきゃあぁー……」


早川を抱っこして3階から飛び降りた。トンズラ成功かな。空中で俺の方を下にするため体を捻る。

数秒後、バフン!!と早川を上にしてマットへ着地。雫と他3人(?)も無事みたいだ。
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