デスゲーム
「ごめんなさい。助けてくれたのには感謝する。けど九条を止めたいのよ。あんなの間違ってる。誰かを守るために誰かを傷つけるなんて」
早川の瞳が潤い始めた。これからの事考えてるんだろうな。自分が何をしてしまったか。もう後には引けないと自覚してる。
「裏切ったのは揺るぎない事実だし、正直戻ろうとも思っていない。だからお願い清水、私を仲間にして。力を貸して」
強い瞳で訴えかけてはいるが、半信半疑だ。仲間には加えたい。この空間に早川の居場所はないからな。
でももしあれが、今までの事が全て…
「演技だとしたらどうするかの?」
「え?」
ドアにもたれ、腕組みしながらコノハがストレートに発した。例え敵でも本心かもしれないんだから、少しはいじれよ。
「話がうますぎるの。そうやって仲間に成り済まし、あわよくば宝玉を奪う。それにウチらの監視もできる。まさに一石二鳥じゃの」
「確かにコノハの言うことは正論だ。客観的にみるとそれは…」
「そんな…」
しかしそれはあくまで推理にすぎない。真実は早川本人にしか分からないか。
早川の瞳が潤い始めた。これからの事考えてるんだろうな。自分が何をしてしまったか。もう後には引けないと自覚してる。
「裏切ったのは揺るぎない事実だし、正直戻ろうとも思っていない。だからお願い清水、私を仲間にして。力を貸して」
強い瞳で訴えかけてはいるが、半信半疑だ。仲間には加えたい。この空間に早川の居場所はないからな。
でももしあれが、今までの事が全て…
「演技だとしたらどうするかの?」
「え?」
ドアにもたれ、腕組みしながらコノハがストレートに発した。例え敵でも本心かもしれないんだから、少しはいじれよ。
「話がうますぎるの。そうやって仲間に成り済まし、あわよくば宝玉を奪う。それにウチらの監視もできる。まさに一石二鳥じゃの」
「確かにコノハの言うことは正論だ。客観的にみるとそれは…」
「そんな…」
しかしそれはあくまで推理にすぎない。真実は早川本人にしか分からないか。