デスゲーム
「ん?そうだコノハ、コノハがいねえぞ。どこかに隠れてるのか?」


思い出したけどどこにもいない。この部屋は椅子が6個だけだし、隠れる所はない。

来た時と同じメンバーだったから気付かなかった。むこうから一人連れて来たんだった。


「それがどこ探してもいないんです。どうしちゃったんでしょうか」

「成仏でもしたんじゃないか?目的は俺達を無事に帰らす事だったよな。成就はしてる」


氷室の答えはあながち外れてないかも。まあ俺も霊には成仏して欲しいって思ってるし。


「私と一緒に来たはずなのに。そんな…」

「雫、そう気を落とすなよ。それより疲れた。レイン早く来い。帰れねえだろ」

「ギャハハハ☆今来てやったゼェ!?」


勢い良くドアが開いたかと思うと、レインが空中を泳いで現れた。その顔には鬼のような白い仮面を付けている。

少し後ろからオーナーも歩いて部屋に入ってきた。


「サテ、勝敗だが清水の勝ちダ。清水が一番最後の宝玉を収めたカラな♪勝敗は俺様が自由に決める」
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