デスゲーム
「次は俺の番だな。３枚交換だ」


３枚ね。スリーカードかストレート狙い、あるいはワンペア揃っているか。どちらにしろ、この手札では勝てないな。


「どうだ、勝負するか？」

「しない、この手札悪すぎ。もう一度シャッフルしろ」


川藤達が真剣に見つめる中、カードを預ける。太いやつは俺らのカードを再び山札に戻し、シャッフルした後再度配った。


手札を見るとツーペアが既に揃っていた。


「一枚チェンジさせてもらう」


一枚交換してもツーペアは変わらない。５回戦もあるんだ。相手が何でこようが様子見ってことで勝負するか。


「２枚交換させてもらう。で、今回は勝負するか？」

「ああ、勝負だ。手札オープン」


お互いの手札を見る……。


「俺の勝ちだ。ツーペアで挑んでくるとは、負けにくるのと同等だ」


俺は当然ツーペア、だがはストレートを決めていた。しかも２枚しかないジョーカーを１枚持って。


「なるほどな、今回は俺の負けか。さっさと２回戦いこうぜ」

「おい清水、負けたら券没収だからな」

「わあってるよんな事。まだ一回勝たせただけだろ」
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