デスゲーム
そしてその笑顔は俺に勇気を与えてくれる。この世界に一つしかない宝物。代用なんて効かない。
「それが何だ?笑顔は何かの役に立つのか?」
「役に立つとかそんなんじゃねえ。雫が笑顔になると皆も笑顔になるんだよ。その強さ、お前には到底分からないだろうな」
後ろで俺の袖をギュッと握る感覚がある。もう大丈夫かな。
こいつはいつだって全力だ。少し動揺したくらいでも精神は揺らがない。
雫は俺の前に出て来て神崎を見据える。涙はもう跡形もなかった。
「あの頃の私とは違う。この人に出会って変わったんです。私は…強くなった」
「ならその強さ証明してみろ。ルールは2対2。ゲーム方式はロシアンルーレット」
「2対2?数が合わねえじゃねえか」
2対2なら、神崎の仲間がいない。…聞き間違いじゃないよな。でも辺りには誰もいない。
「ギャハ☆何を探してる?神崎の味方は俺様ダア」
その直後、神崎の隣に暗闇が生まれ、その空間からレインが現れた。仮面を被り、俺達は赤く光る目で睨まれていた。
「それが何だ?笑顔は何かの役に立つのか?」
「役に立つとかそんなんじゃねえ。雫が笑顔になると皆も笑顔になるんだよ。その強さ、お前には到底分からないだろうな」
後ろで俺の袖をギュッと握る感覚がある。もう大丈夫かな。
こいつはいつだって全力だ。少し動揺したくらいでも精神は揺らがない。
雫は俺の前に出て来て神崎を見据える。涙はもう跡形もなかった。
「あの頃の私とは違う。この人に出会って変わったんです。私は…強くなった」
「ならその強さ証明してみろ。ルールは2対2。ゲーム方式はロシアンルーレット」
「2対2?数が合わねえじゃねえか」
2対2なら、神崎の仲間がいない。…聞き間違いじゃないよな。でも辺りには誰もいない。
「ギャハ☆何を探してる?神崎の味方は俺様ダア」
その直後、神崎の隣に暗闇が生まれ、その空間からレインが現れた。仮面を被り、俺達は赤く光る目で睨まれていた。