デスゲーム
雫は元から強いって思ってた。でも違った。うまく言えないけど、その強さは俺があげてたのか。
そして俺は雫のおかげで強くなれた。人を好きになって、お互いが強くなった。
「はっ、そんなくだらない事で強くなるはずがない。俺の番だったな。……ほらよ、セーフだ」
あいつ適当に選んでるのか、それとも考えているのか。どちらにしろ、神崎は絶対的な自信を持っている。
あれにペースを持ってかれるなよ。勝てるものも勝てなくなるからな。
「くだらないかどうかは勝敗で判断してください。私は……この水にします」
雫が指差したコップが再度転送されてきた。心配そうな表情だが、どこか自信に満ちている。大丈夫そうだな。
「確率は5分の1、つまり20%。一見高そうに見えますけど、実際は違います。私運はいい方なので」
「だな。……セーフっと。普通の水だ」
考えてる事は考えてたんだな。だが問題はこれからだ。あの残り4つの水の内、一つが毒入り。
俺からアドバイスはできない。自分を信じ通してくれ。
そして俺は雫のおかげで強くなれた。人を好きになって、お互いが強くなった。
「はっ、そんなくだらない事で強くなるはずがない。俺の番だったな。……ほらよ、セーフだ」
あいつ適当に選んでるのか、それとも考えているのか。どちらにしろ、神崎は絶対的な自信を持っている。
あれにペースを持ってかれるなよ。勝てるものも勝てなくなるからな。
「くだらないかどうかは勝敗で判断してください。私は……この水にします」
雫が指差したコップが再度転送されてきた。心配そうな表情だが、どこか自信に満ちている。大丈夫そうだな。
「確率は5分の1、つまり20%。一見高そうに見えますけど、実際は違います。私運はいい方なので」
「だな。……セーフっと。普通の水だ」
考えてる事は考えてたんだな。だが問題はこれからだ。あの残り4つの水の内、一つが毒入り。
俺からアドバイスはできない。自分を信じ通してくれ。