デスゲーム
でも……私の視線の先はやっぱりあの人に向いてしまう。気持ちも伝えてないし、何の進展もないまま。諦めきれないよ。
「…何か用かよ?」
「ひゃ…な、なんでもないよ」
壊しちゃだめ。優菜もみんなも傷つけたくない。
諦めたくないと思っていても、黒崎さんにドキッてしてしまうこの気持ちは…封印あるいは…壊すしかないんだ。
「だ~か~ら~、口悪すぎ。栞ちゃん怯えてるでしょ!?」
「同感だな。少しは刺減らすよう努力しろ」
「白石てめえまで。……はぁ、悪かったよ」
このやりとりも大切。私が我慢するだけでいいんだ。私の心をしまうだけでみんなも……私も笑顔になれる。十分だよ。
いいんだ、もう。黒崎さんの隣には優菜がいるし…私の席はないのだから。
………
「じゃあまた放課後ね~」
お弁当を食べ終え、3人と教室の前で別れる。2年生になり、クラス変更で私達は離れた。
私と花梨ちゃんがA組で、後の3人はC組になったのだ。
「…何か用かよ?」
「ひゃ…な、なんでもないよ」
壊しちゃだめ。優菜もみんなも傷つけたくない。
諦めたくないと思っていても、黒崎さんにドキッてしてしまうこの気持ちは…封印あるいは…壊すしかないんだ。
「だ~か~ら~、口悪すぎ。栞ちゃん怯えてるでしょ!?」
「同感だな。少しは刺減らすよう努力しろ」
「白石てめえまで。……はぁ、悪かったよ」
このやりとりも大切。私が我慢するだけでいいんだ。私の心をしまうだけでみんなも……私も笑顔になれる。十分だよ。
いいんだ、もう。黒崎さんの隣には優菜がいるし…私の席はないのだから。
………
「じゃあまた放課後ね~」
お弁当を食べ終え、3人と教室の前で別れる。2年生になり、クラス変更で私達は離れた。
私と花梨ちゃんがA組で、後の3人はC組になったのだ。