デスゲーム
「あんたが今日来るって言うから、どうしても一緒の方がいいってこいつがな」

「な、隼人君だってそう思ってたんでしょ?だから話してくれた、違います?」


違わない、合ってる。雫は心を読むのが更にうまくなった気がする。


「フフッ、仲良いのね。栞も喜ぶわ。ね、隼人君♪やっぱ好きよ。昔みたいにやり直さない?」


花梨さんの発言にドキッとなる。指輪買うときから思ってたけど、人の心で遊ぶのが好きっぽいな。

と思ってると両肩を掴まれ、強制的に回れ右された。


「はは隼人君!?やり直すってどういう意味ですか!?

う…浮気ですか?ハッ……パーツ…そうですか、隼人君は大人の魅力の方が…」

「落ち着け。あの人の悪い冗談だ。からかってるだけだから鵜呑みにするな」

「本当ですか?」


何で少しウルッとしてるんだよ。あれくらいで…人を信じる素質も更にレベルアップしてるかも。


「本当だよ。俺の好きな人は雫しかいねえって」


耳元で誰にも聞こえないように話す。雫は笑って手を繋いでくれた。
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